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梨の実を剥く手応えを待ちわびて咲き出す花を愛でる春の日
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テーマ : 短歌 - ジャンル : 小説・文学

 
あのひとの近くで恋など知らぬふり悪い仲間の顔をしていた

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咲き果つる時は短し春の華嘆きの色も薄紅となる

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夢の中君の隣に立っていて同じ歌だけ繰り返す夜

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この場所で倒れずにいるそのための戦闘態勢ふらふら揺れて

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春風に吐息とともに溶けてゆく胸を叩ける衝動惜しき

失えば二度と戻らぬ衝動を無為に抑える日々ばかり過ぐ

この喉を衝いてあふれる歌々を殺す刃を常識と呼ぶ

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彼の指に触れるは易きことなれど互いの肌に通わぬ想い

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この先に何かがあると言い聞かせ理不尽ひとつ仕事と念ず

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吐く息と夜風の温度が近づいて淡く輝く春の三日月

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会うこともないまま二年経ったのに今更あなたを思って泣く夜

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極星を示したあの日の君の手に青いインクで我が名を記す

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指先に灯るわずかなぬくもりがあなたを偲ぶよすがとなりぬ

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あの日々に習い覚えた歌声も聴かせるひとを失くしたままで

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栄冠はついに一度も戴かず敢闘賞を受け取る末期
※末期=まつご

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その夢を載せて語らうテーブルにわたしの席もあるのでしょうか

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彼の人を思い出の淵に投げ込んだ水音ひとつも一瞬に消ゆ

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どれほどに恋い慕ってもあのひとに告げた別れを覆せずに

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春雨
窓辺には春の音こそ訪えり静かな夜を彩る雨音

春宵
ぬくもりを我が身に分かつ春の夜は天鵞絨に似た手触りをして

春風
春風に抱くこころは焔より淡く色づく花びらに似る

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どこへでも行けるんだよと告げられて立ち尽くしてる券売機前

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